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榴岡の天神様 1

2月、晩方(ばんがた)に榴岡天満宮(つつじがおかてんまんぐう)に詣(もう)でました。2011年3月の東日本大震災の際に本殿と拝殿が被害を受けましたが、その後修復工事が行われ、2013年11月に工事が完了しています。

榴岡天満宮をはじめ全国各地にある天満宮は、天神=菅原道真(すがわらのみちざね)をまつる神社です。菅原道真は平安前期の公卿(くぎょう)・学者で右大臣まで昇りますが、901年政敵である藤原時平(ふじわらのときひら)の讒言(ざんげん)により大宰府(だざいふ)(現在の福岡の地)に左遷(させん)され、903年その地で没しました。

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道真の死後、京の都では雷火(らいか)による災害が頻発(ひんぱつ)しましたが、人々はこれを道真の祟(たた)りであると考え、道真を天神(雷神)であるとみなすようになりました。そして、その怨霊(おんりょう)を鎮(しず)めるために、京の北野、大宰府などに道真をまつる神社、天満宮が置かれました。

なお、榴岡天満宮の現在の社殿は、1795年の落雷による火災で前の社殿が焼失した後、同じ頃に再建されたものです。

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また、道真は文人でもあったことから、学問の神としても信仰を集めています。受験前のシーズンであるためか、柵には合格祈願の絵馬がたくさんかけられていました。皆さん、無事志望校に行けると良いですね。がんばってください。

(撮影時期・場所)
2015.2.5 仙台市宮城野区・榴岡天満宮
by commonp | 2015-03-20 03:08